菜種油のデータ
名前 | 菜種油 |
科名 | アブラナ科 |
使用部位 | 種子 |
抽出方法 | 圧搾法 |
色 | 黄色 |
菜種油の代表成分
主な脂肪酸(100gあたり)
オレイン酸 | 48.99g(注5) |
リノール酸 | 16.95g(注5) |
エルカ酸 | 8.49g(注5) |
トランス脂肪酸 | 0.16g(注6) |
飽和脂肪酸 | 6.64g(注5) |
コレステロール | 1mg(注5) |
注5:AOAC 996.06
注6:AOAC 996.06に準ずる(C14:1、C16:1、C18:1、C18:2、C18:3、C20:1及びC22:1のトランス脂肪酸の合計値)
株式会社キューサイ分析研究所分析結果
遠賀逸品菜種油の特徴
遠賀町産非遺伝子組換え種子使用
種子は全て非遺伝子組換のナナシキブを使用し、町内で栽培し生産したものだけを使用しています。
栽培は遠賀町青年部活性協議会加盟の農協青年部の皆さんによって栽培されます。
圧搾法一番搾り
昔ながらの圧搾法にこだわり鹿児島県村山製油様でお願いしています。
薬剤などは一切使用せずに一番搾りのものだけを精製し販売しています。
また、搾った後の油かすは町内の畑や田んぼに肥料として使用し、
循環型農業を目指しています。
種子にエルカ酸の少ないナナシキブを使用
菜種はエルカ酸(エルシン酸)の少ないナナシキブを使用しています。
エルカ酸は発がん作用や、心臓障害、消化や肝臓の障害を引き起こすと言われています。
菜種油の効果効能
血中コレステロール低下作用、アルツハイマーの予防、抗酸化作用、抗血栓作用など
コレステロールの低下や血栓予防に
高品質の菜種油は、リノール酸を多く含む脂肪酸組成になります。
そのため血中コレステロールを下げる働きがあります。
また、血栓形成を予防します。
心臓血管系の保護をし、心筋炎のリスクを低下させます。
菜種油とキャノーラ油の違い
キャノーラ油は改良されたもの
キャノーラ油と菜種油は違うものです。菜種油はセイヨウアブラナから抽出されるオイルに対し、キャノーラ油はセイヨウアブラナを品種改良させたキャノーラ種から抽出されるオイルです。菜種油の中に含まれる、体に良くないと言われる成分、エルカ酸とグルコシノレートが含まれないように品種改良されています。もとからエルカ酸の含有が殆ど無い、安全なセイヨウアブラナから抽出された菜種油もあるので、それらと区別するためにキャノーラ種から抽出されたものをキャノーラ油と言います。
キャノーラ油の多くは遺伝子組換えの原料
キャノーラ油の原料となるセイヨウアブラナのキャノーラ種は、遺伝子組み換えした品種が多くあります。しかし、キャノーラ油は遺伝子組換えの表示義務がないので、私たちが商品を見るだけでは、遺伝子組み換えの原料かどうかは判断できません。気になる方はメーカーに問い合わせるなど、注意が必要です。
どうやって作られているかわかる菜種油を選びましょう
今までの説明のとおり、菜種油はいろいろな種類が出回っています。最後によりいい菜種油を選ぶポイントをまとめます。
エルカ酸の含有量が少ないものを選びましょう
菜種油はいろいろな種類がありますが、一番気をつけなければならないのは、エルカ酸の含有率です。
エルカ酸には様々な疾患のリスクを高める可能性があるので注意が必要です。
原料が遺伝子組換えのものかどうかをチェックしましょう
油の原料表示には遺伝子組み換えの表示義務がありません。菜種油と表示されていてもキャノーラ油を菜種油として販売しているケースもあるので、原料にどんなものを使っているのか注意が必要です。
一番搾りの油を選びましょう
菜種油の多くは溶剤抽出法で抽出・精製されたオイルです。そのような油は精製時に加熱されるため初めから酸化しており、トランス脂肪酸などの有害な物質が含まれている可能性があります。
今では製造しているところが少ないですが、圧搾法・一番搾りで抽出された精製油が一番安心です。